【連載】『わたしが推した神』ACT2-3 絶対的エースの受難

   1913年、9月初旬。  その朝、ミシア・セールは、モスリンの軽やかなドレスをまとい、日傘を手にぶらさげて、大親友の部屋へ入っていった。ヴェネツィアの夏にふさわしいバカンス・ルックだ。  彼女の大親友──セルゲイ・ … 続きを読む 【連載】『わたしが推した神』ACT2-3 絶対的エースの受難